温泉民宿　よしみ

　山梨県芦安村。ここは、明治8年に芦倉村と安通村の合併により誕生しました。それから百年近くの歳月を経て平成１５年４月１日我芦安村は近隣5町村（芦安を含め6町村）との大型合併により日本ではじめてのカタカナの市南アルプス市となりました。そして芦安は市の名前にもある南アルプスの玄関口ということもあって観光の中心として新たな一歩を踏み出したのです。

　南アルプス市芦安地区は、山梨県の最西端に位置し、長野県などと接しています。面積は147平方キロメートルと広大ですが、その98％が森林で地区人口は600人足らずという山々に囲まれた大きくとも小さな地区です。
しかし、そんな山々の中には、わが国第2位の高峰、北岳草や雷鳥などで有名な”北岳（3193m）”を中心とする南アルプス国立公園が広がっていて、多くの人達に知られています。この他にも有名どころはたくさんあって、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山。薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳の鳳凰三山。天下の絶景、夜叉神峠など登山客や、観光客を魅了する山々ばかりなのです。

　そんな山々に囲まれた地区の中心には御勅使川が流れ、その御勅使川のほとりに立つのが”温泉民宿　よしみ”なのです。こじんまりとした部屋数４部屋のすごく小さな宿で、１９９９年にオーナーの”夢”ということでオープンした宿です。親戚の家に泊まりにきたような気軽さ、安心感を味わえると思います。また、小さい宿ならではのお客様同士の交流や、我々地区に住む暖かい人々との交流も楽しみのひとつだと思います。全部屋清潔感あふれる明るい和室になっていて、落ち着いた雰囲気。すぐそばを流れる御勅使川のせせらぎはもちろん、窓からは四季折々に移り変わる山の表情も楽しめます。食事は、川魚や山菜など季節の味覚をふんだんに盛り込んだ手料理。なんといっても素朴な味わいが魅力です。ぜひ一度訪ねてみてください。

中央自動車道、甲府昭和I.Cで、料金所の先を諏訪方面という方に降ります。国道20号甲府バイパスを韮崎方面へ3km進み（左側を走っていたほうが良い）竜王立体があるので、それを上らず、左に曲がります。立体の下の信号を左（芦安方面）に曲がり、あとは道なりに芦安をめざして進んで下さい。途中の目印として、信玄橋、六科（むじな）交差点などを通り過ぎます。

新宿駅よりＪＲ中央線で、特急約１時間４０分、甲府駅下車。駅から山梨交通バス「御勅使行き」で約40分。御勅使停留所にて下車の後、市営バスで約15分。民宿よしみの前で停めてくれます。